こんにちは、チェルシーです。
風邪などは人からうつるなどある程度想像がつきますが、りんご病って何が原因でどうしてりんご病になるか、いつ流行するかあなたは知っているでしょうか。
今回はりんご病の原因と感染経路と流行時期についてまとめてみました。
りんご病とは
りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによって引き起こされる感染症で、正式名称を伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といいます。つまり風邪などと同じくウイルスが原因で感染します。
特徴として、ほっぺがりんごのように赤く染まるため、りんご病と呼ばれています。
主にりんご病に感染するのは、4歳~9歳程度の子供の際にかかることが多く、おおよそ半数程度は、子供の時に感染します。
ただし、大人でも感染することがあり、大人が感染すると、高熱や関節痛を伴うなど、子供と違い、症状が重篤化することが多いです。
りんご病の症状
りんご病の症状は、主に2種類あります。
潜伏期間中の1週間~10日程度の間で引き起こされる、咳やくしゃみ、発熱など風邪に似た症状。
その後、1週間程度続く、実際の発症時は、ほっぺが赤く染まり腕や足などにレース網状の紅斑(こうはん)が出てきて、かゆみを伴う症状が現れます。
一番感染力が強いといわれているのは、潜伏期間中で、りんご病とわかる発症時には、すでに感染力が落ちている状態になるため、他の人にうつる心配はほとんどありません。
りんご病の感染経路
りんご病の主な感染経路は、飛沫感染、接触感染、母子感染の3つになります。
飛沫感染とは
飛沫感染とは、病原体を含んだ分泌物を吸い込んでしまう感染経路で、主に咳やくしゃみなどから感染することを言います。
もっと具体的に言うと、りんご病にかかった人が咳などをすることによって、口や鼻から出たりんご病のウイルスを吸い込んでしまうなどが飛沫感染にあたります。
りんご病の感染経路である飛沫感染の予防方法としては、感染者も含めてマスクを着用する、感染者に近づかないなどが主な予防策になります。
接触感染とは
接触感染とは、病原体のついたものを触れることで感染する感染経路で、りんご病のウイルスのついた手足や肌に触れたり、おもちゃや食器に触れることで感染することを言います。
こちらの具体例で言うと、りんご病にかかった人が手にウイルスが付着して、その後食器を触って、その食器を使い別の人が食事をして感染するなどが接触感染にあたります。
りんご病の感染経路である接触感染を予防する方法としては、手洗いはもちろんのこと、感染経路の消毒も効果的です。
ただしりんご病のヒトパルボウイルスには、アルコール消毒はあまり効果がないので、食器やおもちゃは、ハイターや小さいお子さんも触れるものであればミルトンなどの次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒液で消毒するようにしましょう。
2つの感染経路の主な場所
飛沫感染と接触感染、この2つの感染経路は多くの場合、小学校や保育園など集団生活をする場所で感染することになります。
集団生活をするうえで、飛沫感染、接触感染は避けることができませんので、りんご病の流行や子供の様子の変化などは常に注意を払うようにしましょう。
母子感染が一番危険
また、もう一つ感染経路があります。それは妊婦からお腹の胎児への母子感染です。
これはりんご病の中でもっとも気を付けたい感染経路で、最悪の場合、流産につながることもあります。
またりんご病にはワクチンも特効薬もないので、妊娠する予定のある人、妊娠中の人は特に予防を徹底したいとろこです。
予防方法としては、流行時期に人ゴミのような場所に近づくのを避けたり、家族内で感染の疑いがある場合マスクをみんなで着用する、ドアノブなどをこまめに消毒する、手洗いうがいなど気を付けるなどしっかりと予防するようにしましょう。
りんご病の流行時期
りんご病の感染経路がわかり、しっかり予防が必要なのもわかったところで、流行時期をしっかり知っておきたいですよね。
りんご病の流行は、春から初夏にかけてはやることが多く、実は流行するのは数年に1度程度です。
りんご病自体は、インフルエンザのように感染力が強いわけではないので、特に妊娠中などは保育園や小学校、もしくはニュースなどの情報を聞き逃さず、いつでも予防できるようにしておきたいですね。
まとめ
さて、りんご病の感染経路と流行時期についていかがだったでしょうか。今回の内容をまとめると
・感染力が強いのは潜伏期間、発症時には感染力がほぼなくなる
・感染経路は主に3つ
-咳やくしゃみなどによる飛沫感染
-手足、食器などに触れてうつる接触感染
-母から胎児にうつる母子感染
・母子感染が一番恐ろしい
-りんご病に治療法はないので、予防をしっかりとする
・りんご病の流行時期
-春から初夏にかけて
-数年に一度程度
といったところでしょうか。
りんご病の感染経路については、飛沫感染など、どうしても避けられない部分が多くをしめます。
子供が感染する分には、軽い風邪程度の症状のため、自然治癒でも十分治るので、そこまで恐ろしい病気ではないのですが、妊娠中の人にはぜひ気を付けてもらいたい病気です。
妊婦の人は、日ごろから情報をキャッチし、しっかり予防に努めてもらえればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。