こんにちは、チェルシーです。
子供がりんご病にかかった場合に地味に困るのが、小学校や幼稚園、保育園にいつからいっていいのかのタイミングですよね。
もちろん他の子供にうつしちゃいけないからなるべく休ませた方がいいのはわかるんだけど、でも仕事もあるし…そもそも、出席しちゃいけない病気?などなどいろいろ考えてしまいますよね。
そこで今回はりんご病で小学校、幼稚園、保育園へ出ていいタイミングやりんご病が移るタイミング、予防方法や気を付けたいいことなどをまとめてみました。
目次
りんご病とは
りんご病とは、正式名称を伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といい、ほっぺがりんごの様に真っ赤に染まることから、りんご病と呼ばれます。
ヒトパルボウイルスB19というウイルスによって引き起こされる感染症で、主にくしゃみや咳などで人から人に感染する病気です。
りんご病の症状
りんご病の症状は、感染した時点から期間どれくらい経ったかによって症状が異なります。
感染から1週間から10日程度は、潜伏期間になり、咳やくしゃみ、発熱など風邪に似た症状が引き起こされます。
そのあと、りんご病の名の通り、ほっぺが真っ赤になり、手や足などにレース網状の赤い発疹がでてきて、かゆみを引き起こします。赤い発疹とかゆみは大体1週間程度続くことが多いようです。
学校保健法における取り扱い
学校保健法においてりんご病は「学校長が学校医と相談をして第3種学校伝染病としての扱いをする ことがあり得る病気」とされています。
わかりやすく言うと、インフルエンザなどとは違い、りんご病はかかったから学校や幼稚園に来てはいけないという、出席停止になるような病気ではなく、学校や幼稚園での流行具合や、保護者の不安などの意見を考えた上で、必要に応じてインフルエンザのように「りんご病にかかったら学校に来てはいけませんよ」と校長先生と保健室の先生と相談した上で判断できる病気ということになります。
つまり学校に行っていいかいけないかは、その学校の判断によりけりになります。
学校・幼稚園・保育園に行くタイミング
出席停止になってないかまず確認
まずは出席停止になっている場合は学校や幼稚園、保育園には行ってはいけないので、先生に確認するようにしましょう。
りんご病がかなり流行している場合などは、自宅療養をお願いされるケースもあるようなので「聞いてないから大丈夫」という安易な判断はNGです。
出席停止の場合は、ちゃんと治した後にお医者さんに診てもらった上で出席の許可をとるようにしましょう。
学校はOKだけど迷惑はかけたくない人は
学校や幼稚園、保育園で特に出席停止はなく、出席しても大丈夫と言われたものの、他の子供に移したりしたらどうしようという悩みもありますよね。
でも実はりんご病とわかるようなほっぺたが赤い状態まですすんでいるなら他の人に移る心配はほぼありません。なぜかというと紅斑ができて身体にかゆみがでる時点で、りんご病のウイルスの感染力はほぼない状態になっているからです。
ちなみにりんご病でもっとも感染力が強いのは、潜伏期間中の風邪に似た症状の時や症状が出る前になります。
そのため、りんご病の特徴的な症状が発生した時点で、登校をしても感染の恐れはないため、学校や幼稚園、保育園に行っても問題ないと考えられます。
りんご病の予防法
りんご病で学校や幼稚園や保育園に登校、登園していいのか気になりますが、そもそもかからないに越したことはないですよね。
そのため以下のことに日ごろから気を付けるとりんご病にかかりにくくなります。
手洗い、うがいを行う
りんご病はウイルスで感染するため、手洗い、うがいが非常に有効的です。外出先から帰ってきた際には、必ず、手洗い、うがいを行うように心がけましょう。
マスクをする
りんご病は飛んでいるウイルスが体内に入って感染(飛沫感染)するため、マスクをすることで、くしゃみや咳から飛んでくるウイルスをある程度、防いでくれます。
しかしマスクは予防というよりも、りんご病の人から感染を拡大させない効果の方が期待できるので、家族内で感染を広げないためなどにりんご病の疑いがあるなら着用するようにするとより効果的でしょう。
流行時には人込みに近づかない
りんご病は、主に春から初夏にかけて流行しやすいため、風邪のような症状が流行っているのであれば、予防をしっかり行い、可能な限り人込みに近づかないようにしましょう。
早めにりんご病に感染するのもあり
学校や幼稚園、保育園に行くタイミングを考えないといけないなどなにかとめんどくさいりんご病なのでしっかり予防したいですよね。
しかしかなり個人的な見解ではあるものの、流行時も気にせずむしろ早めに一度りんご病になってしまうのもありだと思います。理由としては…
りんご病は大人の方が辛い
りんご病ははしかのように一度かかると、体内に免疫ができるためもう二度とかからない特徴があります。
もちろんりんご病になると子供でも多少つらい思いをする上に、学校、幼稚園、保育園に行けなくなることもあり、なにかと大変だとは思うのですが、子供のりんご病の場合は、微熱程度で済むことも多くあまり怖くない病気です。
一方、大人になってからりんご病にかかると、子供の症状に加えて、高熱、だるさ、頭痛、関節痛などが発症し、更に子供よりも症状が長引くことが多いです。
それを考えると子供のうちに一度かかってしっかり免疫を付けておくのがいいのかもしれないな、と個人的には思います。
妊婦が発症すると恐ろしい
そしてなにより怖いのが、妊婦がりんご病になってしまうと、お腹の中の赤ちゃんが胎児水腫という病気になってしまうことがあります。
これは最悪の場合、流産に繋がるなど非常に怖いので、やっぱり子供のうちにりんご病は経験しておいた方がいいのかな、と思います。
まとめ
りんご病にかかったら学校・保育園・幼稚園にいつから行っても大丈夫か、はいかがだったでしょうか。今回の内容をまとめると…
・法律上、りんご病の学校・幼稚園の取り扱い
-出席停止ではないが、学校の判断によりけり
・ほっぺが赤い状態ではほぼ人にはうつらない
・りんご病の予防法
-手洗い、うがい
-マスクを着用
-流行時には人込みを避ける
・りんご病は早めにかかった方がいいかも
-一度りんご病にかかると二度とかからない
-大人になってかかると症状が重くなる
-妊婦だと胎児にまで影響が出る
といったところでしょうか、りんご病そのものは他の病気と併発さえしなければ、子供がかかる場合にはそれほど恐ろしい病気ではないのでご安心下さい。
取り扱いが学校、幼稚園、保育園それぞれで変わる点にも注意が必要なので、登校、登園のタイミングは必ず自分で判断せず、先生や保育士に連絡して確認をとるようにお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。