こんにちは、チェルシーです。

 

背中から腰の痛みには重要な病気に繋がっていることが多数あります。

 

今日はそんな背中から腰の痛みがある場合に考えられる病気を、他の症状ごとにまとめてみました。

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比較的じわじわとした背中から腰の痛み

背中から腰が重く又は痛い

強直性脊椎炎

強直性脊椎炎とは

強直性脊椎炎(きょうちょくせいせきついえん)とは、本来自由に動く背骨などの関節が、固まり動かなくなる疾患です。

 

初期症状としては、背中から腰が重い、筋肉痛のような痛みがおこります。その後腰の中心辺りに痛みが集中しだすと、脚に痛みが出るようになります。

 

放置して重症化すると、酷い人だと脊椎が固まり、身体がほとんど動かせなくなってしまいます。

 

また診断が非常に難しい病気で、初期症状ではただの腰痛などと判断されることもあります。

 

原因

骨には、折れた際などに骨と骨が線維化し、その繊維が骨化し、元の状態に回復する癒合(ゆごう)という優れた性質があります。

 

しかしこの癒合が、時に骨と骨を背中から腰にかけてある骨(脊椎や骨盤)の結合部に起こってしまい強直性脊椎炎を起こしてしまいます。

 

また腰や背中だけでなく、ひどくなると胴体に近い関節(股や膝、肩など)にも起こります。

 

 

 

 

対処法

整形外科での対処療法になります。

 

まず痛みに関しては鎮痛剤で抑え、関節が動かなくならないようにストレッチや全身運動を積極的にすすめる方法が一般的です。

 

完全に関節が動かない場合は股関節に人工関節などを入れる場合もあります。

 

背中から腰が痛い

脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折とは

脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)とは、背骨が骨折でつぶれる症状で、寝返りができないほど激しく痛むこともあれば、まったく痛みを感じないこともあります。

 

痛みを感じない場合でも、骨折はしているので、変形がすすみ背骨が歪んでしまう原因になったりします。

 

原因

こけたなどの理由による物理的な骨折の場合もありますが、高齢者や骨粗しょう症の人は比較的軽い力でも骨折することがあります。

 

人によっては、くしゃみで骨折することもあるほど簡単になってしまう恐ろしい症状でもあります。

 

対処法

整形外科で診察後、数週間安静にしたのちに、コルセットなどで強制して治すのが一般的な治療法です。

 

特に高齢者の場合比較的なりやすく、また治療期間が少し長いので、安静中に運動不足で他の病気などにならないように気を付けましょう。

 

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急激な背中から腰の痛み

胸や肩が痛み・手足の麻痺

解離性大動脈瘤

解離性大動脈瘤とは

命に係わる非常に危険な疾患です、とにかく急いで救急車を呼んでください。

 

簡単に言うと、動脈の中壁に亀裂ができ、血管の壁を裂くように血液が流れ込み、徐々に裂ける部分が広がる疾患です。

 

なんの前触れもなく突然起こることがほとんどで、動脈の内側が裂ける痛みや、破裂する痛みで、かなり激しい背中から腰の痛みの他、胸や肩に激痛が走ります。

 

あまりの痛みに失神する人もいるほどです。

 

動脈の裂けた場所によっては腹痛や手足の麻痺、下血などの症状もでることがあります。

 

原因

高血圧や動脈硬化などの他、妊娠による場合や先天性による場合があります。

 

対処法

急いで循環器内科もしくは心臓血管外科などの専門医による手術が必要です。

 

また手術後も動脈の内壁が裂けやすい状態は残るので、血圧に注意して生活する必要があります。(サウナや激しい運動、過度な塩分の摂取を控えるなど)

 

突然の激しい腹痛を伴う

腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤とは

腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)とは、お腹のあたりの動脈にこぶができる病気です。

 

こぶができた状態だけでは痛みがないため、健康診断などで発見されることも多いです。

 

腹部大動脈瘤で背中から腰の痛みがおこる場合は、このこぶが大きくなり、体の内部に圧力がかかっている可能性があります。

 

またこぶが大きくなって破裂すると命にかかわり大変危険です。専門家と相談して、破裂する前に必要あればすぐに手術してもらうようにしましょう。

 

原因

主に動脈硬化が原因であると言われています。

 

対処法

急な激痛な場合は、解離性大動脈瘤と同様に命に係わる非常に危険な状態なので、急いで救急車を呼ぶ必要があります

 

手術で切除する方法と、降圧薬などで小さくする方法が主な対処法です。合併症の危険がないなど手術によるリスクが低い場合は、通常手術で処理するのが一般的なようです。

 

背中や腰を叩くとすごく痛い

化膿性脊椎炎

化膿性脊椎炎とは

化膿性脊椎炎(かのうせいせきついえん)とは、背骨などの骨の中に細菌が入り化膿して炎症をおこす疾患です。

 

症状としては、急に背中から腰の痛みがおき、人によって発熱する人もいます。また背中や腰を軽く叩くだけで激痛が走るのが特徴です。

 

中高年に多く、他の病気により免疫力が低下しているときにおこりやすいと言われています。

 

原因

他の病気(扁桃腺や膀胱炎など)で化膿した場所から細菌が血液に乗って脊椎に入ったり、脊椎などの手術を行った際に直接感染することもあります。

 

対処法

整形外科での治療が基本になります。

 

患部を安静にして、薬の点滴や針治療、高気圧酸素で殺菌力と白血球の働きを高めて治療する高気圧酸素療法などの治療法があります。

 

重度の場合は、手術で病巣を取り除いたり、骨を移植する場合もあります。

 

 

背中から腰の痛みの他、腹痛や吐き気がある

みぞおちから背中に激痛

急性膵炎

急性膵炎とは

急性膵炎(きゅうせいすいえん)とは、膵臓(すいぞう)から出る消化酵素によって、膵臓そのものが消化されてしまう病気です。

 

背中を丸めると痛みが和らぐのが特徴で、背中から腰の痛みの他、みぞおちや肩などが痛んだり、お腹が張ってしまったり、嘔吐や下痢、発熱などを起こすのが特徴です。

 

重症化すると、意識がもうろうとしたり、脱水症状を起こしたり、チアノーゼ(顔や唇が青ざめる)を起こしたりします。

 

症状が軽いと感じても、すぐに重症化することもあるので急いで病院に行きましょう。

 

原因

原因が不明なこともあるのですが、半分くらいはアルコールが原因で起こると言われています。特に体調が悪い時にアルコールや油分が多いものをとると起こることがあるます。

 

その他、胆石など他の病気が原因で膵液の出口が塞がって起こることもあるようです。

 

対処法

抗菌薬などを使って治療することになります、胆石などが原因の場合は、取り除くために手術が行われることもあります。

 

また繰り返し急性膵炎を起こすと、慢性化してしまうこともあるので、アルコールが原因の人は特に注意が必要です。

 

 

吐き気や嘔吐、血尿など

腎梗塞

腎梗塞とは

腎梗塞(じんこうそく)とは、腎臓の動脈がつまってしまって、腎臓の一部もしくは全部が壊死してしまう病気で、脳梗塞の腎臓版です。

 

症状としては、背中から腰の痛みの他に、吐き気や嘔吐、血尿などの症状が出ることがあります。

 

原因

動脈硬化で血栓ができるなど、血液のつまりが原因です。

 

対処法

すぐに腎臓内科か頻尿器科に受診が必要です。

 

早期に発見できた場合は、血栓(血液のつまり)を溶かす薬で治療します。場合によっては腎動脈に直接薬を注入する必要や、鎮痛処置のみだけで経過を確認する場合もあります。

 

腹痛、胸やけ、胃痛、吐き気など

消化性潰瘍

消化性潰瘍とは

消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)とは、胃や腸に穴があく疾患で、胃潰瘍などの病気の総称です。

 

症状としては、吐血、血便などの症状がみられ、重症化すると背中から腰が痛んだり、胸やけをおこすこともあります。

 

また再発を繰り返すとうまく胃から腸へ食物を送れなくなるなど、弊害がおこる可能性があるので、再発しないように気を付けたい病気のひとつです。

 

原因

主な原因はピロリ菌という菌によるものとされています。このピロリ菌は胃酸を抑える働きがある物質の働きを邪魔をするので、胃酸が必要以上に出て、胃や腸に穴をあける原因を作ってしまうのです。

 

対処法

消化器科での治療が必須です。まず穴があいた部分の止血を行った後に、ピロリ菌を除菌し、その後薬で治療を続けることになります。

 

胃潰瘍の方が治りにくく、再発しにくい、十二指腸潰瘍の方が治りやすく再発しやすい。という特徴があり、治療後の食生活を規則正しくすることが再発防止に効果的だと言われています。

 

 

まとめ

背中から腰の痛みの症状別に考える病気、いかがだったでしょうか?

 

症状別に考えられる病気を並べましたが、その他軽い筋肉痛などの可能性も考えられます。

 

しかしひとつだけ知ってほしいことは、背中から腰の痛みは、病気の場合、恐ろしい病気である可能性が高いということです。

 

少しでも不安要素があれば、ただの腰痛などと思わずに、背中から腰の痛みの場合は、すぐに専門家に一度相談することを強くおすすめします。

 

ぜひとも早期発見、早期治療を心がけていただければと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。