こんにちは、チェルシーです。
あなたは手や手のひらの部位の正しい名称って全部言えるでしょうか?
例えば親指の付け根の部分、その他の指の付け根の部分、手首のすぐ上の部分など、知っているようで意外と知らない部分もあったりしませんか?
そもそも手や手のひらの部位の名称に正式名称ってあるんでしょうか?
そんなちょっとした手や手のひらの雑学を今回はご紹介したいと思います。
目次
正しい名称の前提条件
足の裏の名称を解説した記事でもお話したんですが、正式名称というのは、公に認められている名称で、略称や俗称と対比的に用いられる名称のことを指します。
なので今回も正しい名称とは辞書に記載がある名称として解説していきたいと思います。
手と手のひらの違いと名称
手と手のひらの違い
手と手のひらは、指す部分が微妙に違います。
手は手首から指先まで、外側(爪のある方)も内側も含めて全体を指すのに対して、細かいですが手のひらは手首から始めり指の根本までの範囲(下の図の赤丸部分)を手のひらといいます。
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僕はてっきり手の内側を手のひらと言うものだと考えてましたが、指は含まれないんですね。
手と手のひらの正式名称
これはそのまま手と手のひらで大丈夫です。
手のひらについては、手の平、掌(てのひら)、手掌(しゅしょう)などの漢字の違いや別の呼び方もありますが、特に内容に違いはなく、またどれも辞書に載っている単語なので俗称ではなく正しい名称のようです。
ちなみに一番よく使われている表現は「手のひら」のようです。
手や手のひらの部位ごとの名称
次に手や手のひらの部位ごとの名称について解説していきたいと思います。
わかりやすいように私の手を撮影したものを図として解説していきますね。
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指の名称(図1~5の部分)
1から順番に、「親指」「人差し指」「中指」「薬指」「小指」はそのまま正しい名称です。
医学的には1から、「母指(ぼし)」「示指(じし)」「中指(ちゅうし)」「薬指(やくし)又は環指(かんし)」「小指(しょうし)」といいますし、
漢語的には1から、「拇指(ぼし)」「食指(しょくし)」「中指(ちゅうし)」「無名指(むめいし)」「小指(しょうし)」ともいいます。
その他に、医学では親指から順番に第一指(だいいっし)、第二指(だいにし)など数字で呼ぶこともあるようです。
特別な事情がなければ、親指などと普段通りの言葉を使うのが一番いいんじゃないでしょうか。(母子なんかは、漢字だけみると人によってはお母さん指ともよばれる人差し指と勘違いしてしまうかもしれませんしね、笑)
手の指の付け根の名称(図6の部分)
手の人差し指から薬指の付け根の部位、ちょうどまめなどができる部位は「指尖球(しせんきゅう)」というのが正しい名称のようです。
ただし「指尖球が」なんて言っても、普通の人にはなかなか伝わらないので、「指の付け根の部分が」など普段は伝えた方が伝わりやすいかもしれませんね。
親指の付け根の名称(図7の部分)
手の親指の付け根の部位は「母指球(ぼしきゅう)」が正しい名称です。
これは結構有名な名称なので知っていた人も多いんじゃないでしょうか、同じように足の親指の付け根の膨らんだ部位も母指球と言いますが、足だけ母指球という名称だと勘違いしている人も多いようです。
母子(親指)の根本にある球のように膨らんだ部位なので母指球というようですね。
手のひらの中心部の名称(図8の部分)
手のひらの中心部にあたる部位に正しい名称は特にないようです。
なので人に伝える際も「手のひらの中心部」や直接指を指してここと伝えるのが一番伝わりやすいんじゃないでしょうか。
小指の付け根から手首にかけての名称(図9の部分)
小指の付け根から手首にかけての部位の正しい名称は「小指球(しょうしきゅう)」といいます。
これも母指球と同じように小指の付け根の球状の部位なので小指球と言うようなのですが、こちらはあまり一般的ではないので「手の小指側の側面」などの伝え方の方が人には伝わりやすいかもしれませんね。
手のひらの付け根の名称(図10の部分)
手首のすぐ上の手のひらの付け根の部位は、辞書には載ってませんでしたが「手根(しゅこん)」と医学的に呼ばれることがあり、その他「手根部」なんていう表現もあるようです。
そのまんま手の根っこという意味なんでしょう。ここにある骨を手根骨、ここを通る管を手根管と言ったりするそうです。
これもまた「手のひらの付け根」や「手首のすぐ上のあたり」と表現する方が普通の人には伝わりやすそうですね。
まとめ
手や手のひらの部位の正しい名称についていかがだったでしょうか。
同じ手や手のひらの部位でも様々な名称や呼び方があり、使う場面ごとに使い分けをすることは大変です。
でもなにより相手に使いやすい言葉を選べば、そう困ったことにはならなさそうでもありますね、笑
なのでそんな呼び方もあるのかくらいの参考程度にしてもらえれば幸いです。
また手の部位もそうですが、足の裏の正式名称なんかも意外と知らないことが多かったり、手の部位の正式名称と通じるものがあったり、一緒に見るとおもしろいのでこちらの記事もぜひご覧になって下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。