こんにちは、チェルシーです。
朝起きて口の中がネバネバするってことは、結構誰もが経験ありますよね。
でももしあなたが朝起きた時だけじゃなくて、日中も口の中がネバネバするって場合は要注意です。ぜひ以下の内容をご覧ください。
目次
口の中のネバネバの原因
口の中のネバネバの最たる原因は細菌です。
口の中で増加した細菌そのものがネバネバするのもありますし、細菌が増え、その結果歯周病などの病気になり、口の中がネバネバするなど理由はさまざまです。
また細菌が増える理由には、唾液の量や免疫力などが関係しています。
ではもっと具体的に口の中がネバネバする原因について、シチュエーション別に見ていきましょう。
考えられるシチュエーション
口の中のネバネバの原因が細菌はわかりましたが、では具体的にどんな状況や病気が考えられるでしょうか、それぞれの詳しいシチュエーションと原因についても解説していきます。
口の中が乾燥している
寝起きに口の中がネバネバする
口の中がネバネバする原因は、口の中が乾燥している可能性があります。
あなたは寝起きの時に、口の中がネバネバしているなーと感じたことはないでしょうか?
これは寝ている間に口をあけて呼吸したため、口が乾燥し、唾液が少なくなって細菌が増殖する結果、口の中がネバネバしてしまうということのようです。
常に口が乾燥している
もし寝起きだけじゃなくて、日中も常に乾燥している、口の中がネバネバしていると感じる場合は、ドライマウス(口内乾燥症)の可能性があります。
ドライマウスとは、その名前の通り口の中が乾燥する病気で、ご飯をあまり噛まない人や薬の副作用でおこると言われています。
口の中が乾燥するので、細菌が増えやすく、口の中がネバネバするというわけです。
緊張している
人が緊張すると、交感神経という神経がよく働くようになります。この交感神経がよく働くと、血圧が上がったり、汗が出たり、瞳孔がひらいたりします。
よく緊張するとドキドキしたり、汗が出たりするというのは、この交感神経が原因です。
そしてこの交感神経が強く働くと唾液の中のムチンの量が増える働きもあります。
このムチンと言うのは、納豆などのネバネバの成分と同じもので、結果口の中がネバネバになります。また交感神経が働くと唾液の量も減りますので、細菌が増えやすくなり口の中がネバネバするんですね。
歯周病が原因
歯周病とは、歯ぐきや歯をささえる骨などが細菌などにより炎症し、破壊されていく病気のことです。
この歯周病がだいぶ進行すると、歯肉溝浸出液という液体が歯ぐきなどから出てきます。この歯肉溝浸出液は粘着性が強く、結果口の中がネバネバしてしまうというわけです。
ちなみに歯肉溝浸出液が出るのは、かなり歯周病が進行した状態なので、急いで近くの歯科医師に相談することがおすすめです。
また多くの人が歯を失うのは、虫歯が原因ではなく歯周病が原因と言われています。
老化が原因
人が老化すると唾液の分泌量も少なくなり、また唾液に含まれる免疫力も弱くなります。
そのため口の中に細菌が発生しやすく、それが原因で口の中がネバネバすることもあるようです。
口の中がネバネバの原因別対策
寝起きの口の中のネバネバ
まず寝起きの時だけネバネバするなー程度であれば、それはごく自然なことなので心配する必要はありません
逆に誰でも多少は寝起きは口の中がネバネバするので、気になる人は起きたらすぐにうがいや歯磨きをするくらいしか防ぐ方法がありません
その他常日頃から歯磨きなどで口内ケアをしっかり行って、細菌を増えるのをある程度防ぐ程度でしょうか(それでも口の中のネバネバを完全になくすのは難しいでしょう)
ドライマウスの場合
ドライマウスの疑いがある場合は、一番は医師に相談することです。ちなみにドライマウスは、呼吸器系の内科で診てもらうといいでしょう。
医師に相談するのはちょっとと言う人や、口が乾燥しやすい程度のものであれば
- よく噛んで食事をする
- こまめに水分補給をする
- 部屋を乾燥させない
- 頬の周りを軽く揉む
などを行うと唾液が分泌されやすくなり、ドライマウスの改善や口の中のネバネバ改善に繋がります。
緊張で口の中がネバネバする
これもどうしようもないです。強いて言うならリラックスすることなんですが、それができたら苦労しないですよね、笑
なので口の中が気になる場合は、うがいなどを都度行い、余裕があればカモミールティなどのリラックス効果のある飲み物をとって、落ち着かせるといいでしょう
その他ストレスにより、常に緊張状態が続くといった場合もあるのですが、そのような場合は早めに心療内科に相談して、ストレスの原因をやわらげてもらうのが一番いいでしょう。
歯周病で口の中がネバネバする
すぐに歯医者に相談に行きましょう。歯周病で口の中がネバネバする状態というのは、歯周病がかなり進んでいる状態の可能性があります。
もちろん歯磨きや口内ケアで歯周病の進行を遅くすることはできますが、根本的解決にならないこともあります。なるべく早く歯医者に診てもらうことをおすすめします。
老化が原因の場合
口の中のネバネバに限らず、老化すべてに言えることですが健康的な生活をおくる以外に方法はありません。
しっかりとした睡眠と適度な運動、それから食生活を常日頃から考えて生活したいですね。
原因セルフチェック
上のように原因別に対策があるものの原因がわからないという人がいるかもしれません。そんな人のために簡単な「口の中のネバネバの原因セルフチェック」を作ってみました。
ドライマウスが原因の場合
口の中のネバネバの他に…
- ガムを5分間噛んでも、小さじ1杯分の唾液しかでない
- 口の中が常に乾いている感覚がある
- 口内炎ができやすい
- 食べ物がのみこみにくい
などの症状があればドライマウスの可能性があります、特にガムを5分間噛んでも、唾液がほとんど出ない場合は早めにお医者さんに相談することがおすすめです。
緊張が原因の場合
口のネバネバの他に…
- 胸がドキドキする
- 手や足が震える
- 身体がなんだかだるい
などの症状があれば緊張が原因かもしれませんね。あまりにも長く続く場合は、心療内科もしくは内科に相談するのがいいでしょう。
歯周病が原因の場合
口の中のネバネバの他に…
- 歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが下がってきている
- 歯の間によく食べかすがつまる
- 歯がぐらぐらする
- 歯ぐきが腫れたり痛みがある
などの症状がある場合は、歯周病の可能性があります。すぐに歯医者さんに相談しましょう。
どれも該当して判断できない場合
歯医者でも内科でも、診察した結果、自分の専門外の場合は適切なお医者さんを紹介してくれることが多いです。
もし口の中のネバネバが治らなくて気になるという人は、こっちかなと思うお医者さんに相談して、判断してもらうのもいい方法です。
口の中のネバネバの予防法
口の中のネバネバに深く関係するのは、口の中の唾液と細菌と言うことはなんとなくわかってもらえたかと思います。
なので口の中のネバネバの予防方法としては、普段からよく噛んで食べて唾液の分泌をうながしたり、歯磨きはもちろん、更に液体の歯磨きや歯間ブラシを使って細菌の発生を抑えることが非常に予防に効果的です。
まとめ
口の中のネバネバの原因と原因別の対策と予防法はいかがだったでしょうか、簡単にまとめると…
・口の中のネバネバの主な原因は細菌
・具体例で言うと
-寝起きである
-口が乾燥している
-緊張している
-歯周病
-老化
などが考えられます。
・対策は原因別に
-専門医に相談する
-うがい、歯磨きをする
-唾液の分泌をうながす
-リラックスできるようにする
-よく噛んで食べる
などがあげられます
・予防方法としては
-唾液の分泌を増やす
-口内ケアをしっかり行う
といいでしょう
口の中がネバネバする状態は、気持ち悪いだけでなく、細菌が増えている状態なので風邪などの病気もかかりやすく、また口臭などの原因にもなるのでなるべく注意したいですね。
もしこの内容が少しでもあなたの役にたったなら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。