こんにちは、チェルシーです。
インフルエンザと言えば冬に流行する病気というイメージがありますが、実は最近日本で夏にインフルエンザにかかる人が増えているとのこと。
そこで今日は
- なぜ夏にインフルエンザにかかるのか
- 夏と冬のインフルエンザに違いはあるのか
- 夏風邪や夏バテとインフルエンザの違い
- 夏のインフルエンザを予防する方法
についてご紹介しようと思います。
目次
夏とインフルエンザの関係
インフルエンザと言えば冬にかかる病気というイメージがありますが、インフルエンザウイルスそのものは夏に絶滅しているわけではありません。
実は夏にインフルエンザが流行りにくいのには、夏と日本の気候に密接な関係があったんです。
インフルエンザは日差しと湿度に弱い
日本の夏の特徴と言えば強い日差し、蒸し暑い、気温が高いこと。実はこの3点が非常にインフルエンザにとっても過ごしにくい環境になっています。
実験によると、湿度を50%以上、温度を22℃以上にすると95%ほどのインフルエンザは活動を停止し、温度が32℃以上になるとほぼすべてのインフルエンザは活動を停止すると言われています。
そのため夏にインフルエンザが死滅しているわけではなく、非常に活動しにくくかつ流行しにくい環境にあるということなんです。
夏にインフルエンザになる理由
夏はインフルエンザが流行しにくい環境のはずなのに、ではなぜ夏にインフルエンザになる人が増えているのでしょうか。
さまざまな原因がありますが、増えている理由のひとつに外国人観光客の影響があると考えられます。
と言うのも日本のような北半球が冬の間、南半球の国はちょうど冬にあたります。そのため南半球の国では日本が夏の間にちょうどインフルエンザが流行することが多いのです。例えば、オーストラリアでは6~8月ごろにインフルエンザが流行するみたいですね。
そしてインフルエンザにかかった外国人観光客を伝って、日本でインフルエンザにかかってしまう、ということのようです。
海外では病気の際でもマスクをするのは稀ですし、予防接種が浸透していない国や、またインフルエンザの潜伏期間中で本人も自覚のないままウイルスを運んでしまうということも考えられます。
とはいえ、せっかく観光で日本に訪れてくれているんですから、私たちがしっかり準備してインフルエンザの予防や対策をしたいものですね。
冬と夏のインフルエンザの違い
では冬と夏でインフルエンザに違いはあるのでしょうか。結論から先に言うと冬と夏でインフルエンザに特に違いはありません。
つまりみなさんよくご存じの通り夏のインフルエンザも急激な症状変化、高熱、めまい、全身症状などが主な特徴になります。
夏風邪や夏バテと夏インフルエンザの違い
こうなってくると大変なのが見分け方です。夏インフルエンザと夏バテと夏インフルエンザ、症状も似てますし、判断はなかなか難しい。
先に結論を書くと急激な体調変化と高熱が出たらインフルエンザの可能性があると判断していいでしょう。
ただ他にもテング熱や熱中症など高熱の原因になる病気もありますし、なるべく自分で判断はせず、体調が悪い場合はなるべくお医者さんに診てもらうのが無難でしょう。
夏風邪と夏のインフルエンザの比較表
夏風邪 | 夏インフルエンザ | |
---|---|---|
症状 | 鼻・喉が多い | 全身症状 |
進行 | ゆるやか | 急激 |
体温 | 微熱が多い | 高熱 |
夏バテと夏のインフルエンザの比較表
夏バテ | 夏インフルエンザ | |
---|---|---|
症状 | 全身症状 | 全身症状 |
進行 | ゆるやか | 急激 |
体温 | 熱がでることも | 高熱 |
夏のインフルエンザの予防と対策
繰り返しになりますが、日本の夏という環境は基本的にインフルエンザが蔓延しにくい環境です。なので人から人にうつる確率も冬のインフルエンザに比べれば低くなるので、通常夏にインフルエンザに感染することは少ないです。
つまり人の密集する、特に観光地などに行くときに注意すればあまりかかることはないでしょう。(とは言えリレーのようにてんてんとうつってくる可能性は0ではありませんが…)
具体的には、人込みにまじったあとはこまめに手洗い、うがいをする。睡眠を十分とってしっかり体調を整えた状態で観光地に行く。ということを徹底していればまあそうそうかかるものじゃないのかな、と思います。
高齢者と子どもは要注意
上の通り、かかりにくいとはいえ夏でもインフルエンザはかかることはあります。そしてかかったらインフルエンザの恐ろしさはご存知の通りかと思います。
特に高齢者や子どもは免疫力が低下していたり、弱かったりするので「夏だしインフルエンザなんてことはないだろう」と判断して、対応が遅れて大変なことにならないようにだけ注意して下さいね。
まとめ
今回の内容をまとめると…
・夏でもインフルエンザにはなる
・観光客から感染することが多い
・冬と夏のインフルエンザの症状は一緒
・夏風邪や夏バテとの違いは急激な症状と高熱
・対策は密集地や観光地では手洗いとうが
・あとしっかりと睡眠をとって体調を整えよう
・高齢者と子どもは特に注意
と言ったところでしょうか。
今回の内容ですべてを忘れても覚えておいて欲しいことは「夏だからといってインフルエンザにかからないということはない」ということです。
流行りにくいとはいえインフルエンザはかかってしまうとやっぱり恐ろしい病気ですので、体調が悪いな、と思ったら自分で判断せずなるべくお近くのお医者さんに診てもらうようにしましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。