こんにちは!チェルシーです。
もし家族の誰かが、学校のクラスの誰かが、会社の同僚がインフルエンザにかかってしまったらどうしますか?家庭内なら治るまで外出禁止、クラスは学級閉鎖、会社には出勤禁止になりますよね。なぜでしょうか。
それは第三者にインフルエンザをうつしてしまう可能性があるからですよね。インフルエンザが流行りだすとみんなマスクを着用している光景をよく見ます。そんななかで誰かがゴホゴホ咳なんかしてると、うつされるんじゃないかと敏感になってしまいますよね。
ところでインフルエンザはどうやって感染するのでしょうか、いわゆる空気感染が原因なのでしょうか
目次
インフルエンザはどこからやってくる?
さて、インフルエンザですが先に結論をお話すると空気感染します。しかも空気感染以外にもインフルエンザにかかる原因が2つあります。
空気感染
空気感染は厳密に言うと「飛沫核感染」といい、以下で説明する飛沫感染に似ていますが区別されます。そしてインフルエンザは繰り返しになりますが空気感染します。
ざっくりと説明すると、インフルエンザウイルスは咳やくしゃみをすると周囲に撒き散らされます。その撒き散らされた飛沫は水分を含んでおり、通常はすぐに周囲に落ちてしまいます。
しかし、空気が乾燥していると飛沫の水分が蒸発し、小さく軽くなった飛沫は長時間周囲を浮遊することになり、それを吸い込んで感染してしまうのです。これがいわゆる空気感染となります。
インフルエンザの他の感染経路
接触感染
感染者が触った器具、インフルエンザウイルスの付着した手や口を介して感染した場合を接触感染といいます。例えば感染者が使ったコップを洗わずに使用してしまったり、くしゃみを受けた手で他の人に触れてしまったり、です。
この接触感染からインフルエンザになることも結構あります。感染の疑いのある人が使った物などには極力触れないように、触れてしまった場合には、必ず洗浄するようにしましょう。
飛沫感染
空気感染と非常に似ているのがこの飛沫感染。インフルエンザ感染者が咳やくしゃみをすると、ツバなど(飛沫)が周囲に飛び散ります。その飛沫を周囲の人が鼻や口から吸い込んで感染することを飛沫感染と言います。
この通り空気感染と非常によく似ていますが、細かい違いは学術的な問題なのであまり気にしなくてOKです。
また飛沫感染を防ぐために咳やくしゃみを手で押さえても、ウイルスの付着した手で物を触ってしまうと、上にも書いた接触感染の原因になってしまいます。感染者やその周囲の人はマスクをして、ウイルスを撒き散らさない、取り込まないということに注意をしましょう。
インフルエンザの感染を防ぐためには?
インフルエンザが空気感染することはわかりました、ではその空気感染からどのようにインフルエンザの感染を防げばいいでしょうか、それはズバリ、感染者に近づかない、です!
・・・・・でもそんなこと、このご時世できませんよね。ましてやインフルエンザは数日間の潜伏期間があります。外見だけでは誰がインフルエンザウイルスを持っているかなんて見分けることはできません。ではどうすればいいのでしょうか。それは徹底的な予防しかありません。
予防ワクチンを使用
インフルエンザが流行し始める前に必ずと言っていいほど「インフルエンザのワクチン摂取はお済みですか?」と耳にするはずです。仮に空気感染でインフルエンザに感染したとしても、インフルエンザワクチンを摂取することで発症を約5分の1にまで下げることができ、発症した場合の重症化防止に有効という報告があります。それくらいワクチン摂取は大切なんですね。
どのワクチンを打てばいい?
でもちょっと待ってください。インフルエンザには「型」や「種類」がありませんでしたか?ワクチンを打っても型が違えば意味がないのではないでしょうか。
その点は安心してください、確かにインフルエンザには幾つかの型や種類がありますが、 WHOなどの努力のおかげでインフルエンザウイルスの研究が進んでいます。ここ数年ではほぼ予測通りのインフルエンザウイルスが流行しているため、それに対応するワクチンの準備もできているんですね。
ただし、その予想が外れたり、新しい変異種のインフルエンザウイルスが流行する場合がありますので、常にアンテナを張って注意しましょう。
湿度も大事
インフルエンザウイルスの空気感染のところでも少しお話ししましたが、くしゃみなどで口から排出されたインフルエンザウイルスは、水分を含んでいると比較的遠くまで飛ばずに地面に落ちてしまいます。そう、湿気に弱いんですね。
なので乾燥しやすい冬場は部屋の中の湿気をある程度の高さに保っておくことで、ウイルス拡散することによって起こる空気感染を予防することができます。
その他に大切なことは?
他にもマスクをするだけでも十分な予防効果が期待できます。そして時と場合によってマスクの種類を使い分けるのが秘訣です。
たとえば夜寝る時には濡れマスクを使用すると、喉の保湿と、マスクのフィルターがウイルスを捕まえて体内への侵入をある程度防ぐことができますよ。そんなマスクも、ウイルスが多く存在する場所では効果も薄れてしまいます。極力人混みは避けたほうはが懸命かもしれません。
そして使用したマスクにはインフルエンザウイルスが付着していることもあるので、マスクは毎日新しい清潔なマスクを装着するようにこころがけましょう。
また、日頃の生活習慣をよくすることで体の免疫力を上げることができ、感染のリスクを下げることが期待できます。仕事の関係などで難しい人もいるかもしれませんが、インフルエンザにかからないためにも生活習慣をぜひ見直してみましょうね。
まとめ
・インフルエンザの感染経路は三つある。
接触感染、飛沫感染、空気感染
・インフルエンザウイルスは湿気に弱い
・インフルエンザワクチンでしっかり予防しよう
・やっぱりマスクは予防にぴったり。外用と内用で使いわけよう
常に新しいマスクを使うようにしよう
・生活習慣の見直しも重要
いかがだったでしょうか。いろんな場所で感染する可能性のあるインフルエンザ。感染経路を知っておくだけでも予防はできるはずです。インフルエンザにかからないために、少しでもインフルエンザに対する知識を増やして対応できるようになりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。